こんにちは!
加藤です。
今回は、ftmの手術についてまとめさせていただきます。
一般的なお話は、他にも出ておりますが、
ここでは、私の実体験の費用や体感などをまとめております。
参考にしていただければ幸いです。
ftmの手術費用について
FTMの手術には、大きく4つのステージがあります。
各ステップとその費用の相場は以下のようになっています。(タイはアテンド代なし)
1:胸オペ(乳腺摘出)
国内 50~70万円 タイ 30~60万円
2:子宮・卵巣摘出
国内70~85万円 タイ 25~40万円
3:尿道延長+膣閉鎖or陰核形成
国内20~55万円 タイ 40~80万円
4: 陰茎形成
国内190~200万円 タイ120~180万円
ステージ4まで行う場合、総額で300万円はかかります。
因みに、僕の場合は、胸オペを国内で50万円、子宮・卵巣摘出(腹腔鏡)をタイで受けて75万円でした。
タイでのオペはアテンドを使用したので、その分高くなっています。
ftmの手術保険について
2018年4月より、国内の条件をクリアした医療機関にて性別適合手術を受ける場合、保険が適用されるようになりました。
詳細は、こちらの記事(性別適合手術(SRS)の保険適用についてにも書きましたが、
保険を使えれば、3割負担で済むので、4ステージまで行ったとしても、100万円程度です。
決して安くはないですが、金銭的負担はかなり軽減されますね!
ただ、今の所、タイでのSRSには適用されないとの認識です。
ftmの方は手術を海外でするべきか?国内でするべきか?
ftm手術で悩むのが、国内vs海外(タイ)です。
タイはMTF・FTMどちらの手術件数が日本と比べ物にならないレベルで、多くの当事者がタイで手術を受けています。
費用もアテンド代や航空券・ホテル代を含めても国内で行うより費用は抑えることができます。
ただし、上記でも書いたように、保険を適用させる場合は国内の方が安くなりますね。
どちらもメリット・デメリットがあるので、各人が自分に合ったスタイルを選択することが大切です。
まとめ
身体への負担と金銭的負担の2つを考え、各人が納得する決断をすることが重要です。
ぶっちゃけ、書類上の性別が変わったからって、外見や機能は何も変わりませんからね(苦笑)
まとめというより、一当事者の感想になってしまいますが、
SRS後は、不思議なくらい「性同一性」を認識することがなくなりました。
つまり、無意識レベルで自分を男(FTM)だと認識できるようになった訳です。
だからすっごく楽です。
性同一性の不一致を解消することが、治療の真の目的だと実感するばかりです。
決断するまでが強烈に辛い方もいると思いますが、しっかり自分と向き合ういい機会です。
僕は、書類上も男となって生きやすくなったことよりも、
納得のいくまで悩んで考えて「自分の人生を生きる」と決断したことへの誇りができたことの方が、何倍も価値のあることだと思っています。