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Trans-border:LGBTに悩む方のライフサポート

カミングアウトを成功させるために抑えるべき3つのポイント

 2019年3月25日

こんにちは、加藤です。

LGBTに関する基礎的な内容をご紹介しております。

当事者で基本的な知識を必要としている方やお仕事などでLGBTに関わる機会が増えてきた方に向けてまとめております。

今回は、「カミングアウトを成功させるために抑えるべき3つのポイント」をお伝えします。

①カミングアウトのタイミング

カミングアウトで悩んでいる人は、いつ・誰に・どうやってするべきかを何度も何度も考えていると思います。

そして、考えれば考えるほど

「理解してもらえないんだろうな・・・」
「裏切られたらどうしよう・・・」
「今までの関係性が壊れたらどうしよう・・・」

こんな風に他人にどう思われるかという点に不安や恐怖を抱いている人は多いのではないでしょうか。

先に結論を言っちゃうと、僕が思うカミングアウトのタイミングは、他人にどう思われようが関係なくなった時です。

「理解してもらえなくてもいいや」
「裏切られてもいいや」
「関係が壊れてもいいや」

と思えるようになったら、最高のタイミングです!w

いやいや!それじゃぁ、カミングアウトする意味がないじゃないか!と思われたかもしれませんが、大丈夫です。

なぜなら、そう思えるようになっている時点で、カミングアウトはほぼ成功したようなものだからです。

カミングアウトは理解を求める行為ではなく、意思表示をすることだと僕は思っています。

自分が自身のセクシュアリティやカミングアウトに対してどう思っているかがとても大切になってきます。

そして、その捉え方がそのままそっくり相手に伝わり、応援してもらえるかが決まります。

応援してもらおう、つまり理解してもらおうと一方的に思うと伝わらないんですよね・・・・

だから、「他人にどう思われたって、自分はこう生きる!」っていう姿勢を相手に宣言することがカミングアウトを失敗させないコツです。

とはいえ、最初からそんな強気で入れたら悩んでねーよ!ってところなので、ガラスのハートの持ち主でもそう思えるようになるオススメの方法があります!

それは、容易に否定してこない赤の他人に打ち明けてみることです。

全く関係ない、普段の生活で会うことのない人を選ぶのがポイントです。

大人の方なら、飲み屋で知り合った人とか、何かのイベントで知り合った人とかにサラッと言ってみてください。

学生さんや直接会って言うのが苦手な方は、 SNS等で海外の投稿を多めにしている人やLGBT当事者でもいいですが

とにかく、なんでもいいじゃん!ってスタンスの人に自己紹介がてら言ってみて少し会話してみてくださいw

きっといい意味で想像とは違う反応が返ってくると思います(^^)

万が一ディスられても、赤の他人なので自分の生活に影響することはないですし、他人だから仕方ないと言い訳もできますw

3人くらいから否定されない経験を得た頃には、自分の中で変化が起き始めているはずです。

そうなったら、本番のカミングアウトに向けてタイミングを整えていきましょう。

②誰にカミングアウトするか

もう言えそうだなぁと感じてきたら、一番初めに誰に伝えるかを慎重に見極めていきます。

いくら「他人にどう思われたって、自分はこう生きる!」って腹をくくっていても、

実際に信用している人から直接拒絶された日にはもう、この世の終わりかと思います。

なので、最初は絶対に応援してくれる人に伝えることをお勧めします。

ガラスのハート時代の僕が作った絶対に応援してくれる人のチェック項目があるので、良かったら参考にしてくださいw

✔︎仲間を大切にする
✔︎価値観が合う
✔︎自分に心を開いてくれている
✔︎口が堅い
✔︎責任感がある
✔︎空気読める
✔︎これから先もずっと関わっていきたいと思う相手
✔︎拒絶されても今の気持ちが変わらない相手

要するにめっちゃ大切で好きな人ってことです!!

もちろん、カミングアウト後に求める未来はそれぞれ違うので、宣言する内容によって相手を変えることが重要です。

例えば、男子の制服に変更したいとか、オペの休暇取得に療養休暇を適応させたいとか、何らかの制度に絡むことは

教員や上司に伝える必要があるので、また違った作戦を練ることになります。

具体例として僕が実践してきたものをお伝えしますので、参考にしてみてください。

③どうやって伝えるか

タイミングも相手も決まったら、実際にどうやって伝えるかをイメトレしていきます。

伝える相手や求める結果によって変わってくるので、実践してきた方法をパターン別にご紹介しますので、使えるところは使ってください。

友人に伝える場合

チェック項目に高確率で当てはまる大切な人で、日頃から何でも話していて、お互いに認め合っている関係性がベストです。でも、カミングアウトだけどうしても怖くてできない・・・そんな人いますよね!?

改まってガツーンっと打ち明けると相手もびっくりする可能性があるので、少しずつ小出しにして反応を探っていきます。

まさに、告白の準備と同じです!

例えば、

・恋愛の話になったら、「同性が好きかもしれない」とか「どっちもいけるかもしれない」と言ってみる
・エンタメの話題になったら、LGBT関連の動画や記事について話してみて、自分の感想を言ってみる
・ファッションの話になったら、メンズの髪型をしてみたいとか言ってみる

こんな感じで、自身のセクシュアリティに関係する話題を振って、その時の反応を観察してみます。

勘の良い人なら、相手から聞いてくるかもしれません。そしたら、ラッキーですw

大丈夫だと思ったら、告白並みに真剣に想いを伝えます。

この時一番大切なのは、なぜあなたに伝えることにしたのかをちゃんと言葉にすることです。

自分にとって大切な存在だから、打ち明けた。
これからもずっと友達でいたいけど、無理ならそれは仕方ないと思っている。
聞いてくれてありがとう。

こんな想いを持って伝えられたら、きっと大丈夫です。

スクールカウンセラーや企業内カウンセラーに伝える場合

学校や職場のルールに対して何らかのアクションが必要な場合は、教員や上司に伝えることになります。

でも、必ずしも協力してくれそうな相手とは限りません。

そんな時にカミングアウトの相手としてお勧めなのが、第三者的なポジションで冷静かつ親身に聞いてくれるカウンセラーです。

話を聞くプロなので親身に話を聞いてくれますし、課題に対する対応も一緒に考えてくれますので、心強い味方です。

しっかりとあなたの宣言が届けば、担当の先生や上司(会社)の間に入ってサポートしてくれます。

なので、どういう対応が必要なのかを明確にしていく必要があります。

この時に大切なのは、必要な対応をとることによって、学校生活の改善や仕事のパファーマンス向上に繋がると伝えることです。

また、自分一人が悩んでいるということは、10人、100人と同じ悩みを持っている人がいるので、

改善によって多様な人にとって生活しやすい環境になることを訴えられると周囲を巻き込み易くなります

いづれいせよ、カウンセラーさんを味方につけると非常に円滑に物事が進みますので、仲良くなっておきましょう!

親に伝える場合

最大の難関と感じる人が多い、親へのカミングアウト。僕もひじょーーーーーーーーうに悩みましたし、緊張しました。

なんと、カミングアウトするまでに5年も温めてしまいました(苦笑)

本当の意味で応援されるようになるまでには時間がかかりますが、カミングアウトして自分らしく生きていく姿を見せ続けていけば

最強の応援団になってくれると思います。

さて、親に伝える時のポイントは、友人に伝える場合のポイントとカウンセラーに伝える場合のポイントの合わせ技になります。

めちゃくちゃ大切な存在であり感情的になる部分も大きいですが、同時に人生の先輩として冷静な要素も持ち合わせている存在だからです。

必ずやった方が良いのは、伝える前に性的指向や性自認に対してどんな認識を持っているのかを確認することです。

認識が低い場合は、自分と同じセクシュアルの架空の第三者を登場させて少し、教育しますw

例えば、「大学の先輩ですっごい人気者がいるんだけど、その人が実は元女性だってことをこの前知って衝撃だったんだよね。

どこからどー見ても男性だし、それにTVで見るタレントとかとは違っていい意味で普通に生活していて、案外身近にいるんだなぁと思った。」

みたいな感じで、架空の人物を登場させて伝えたいメセージを浴びせておくと結構変わりますよw

そして、親に伝える前に友人や兄弟など周囲に協力してくれる人がいる状況を作っておくと、親は安心します。

自分の子供が厳しい状況にいることを認められる親はなかなかいないと思います。

なので、自分の気持ちを伝えるのと同時に、ちゃんと仲間がいることも伝えられると受け入れてもらいやすくなります。

まとめ

今回は「カミングアウトを成功させるために抑えるべき3つのポイント」をご紹介しました。

カミングアウトは怖いと感じる人が多いですが、きちんと伝える相手のことを考えることができれば、お互いにとって最高の時となると思います。

実際に、カミングアウトをきっかけに仲が深まり、それまで以上に大切な存在になる経験をたくさんしてきました。

今の状況から脱したいなら、周りを仲間で固めていくことが一番のパワーになります!

最後まで読んでいただきありがとうございます。

各々の状況によって悩むこともあると思うので、吐き出し口として使っていただいても構いません。
お気軽にご連絡ください。

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