こんにちは、加藤です。
今回は、LGBTのB:バイセクシュアルの3つの基本についてご紹介します。
バイセクシュアルとは?
バイセクシュアルとは、両性愛者を指し男性も女性も恋愛の対象になる人のことを言います。
異性愛でないと答える人の半数以上がバイセクシュアルだという調査結果もあり、人口が多いとされています。
特に、男性よりも女性に多く、統計的には男性の3倍以上バイセクシュアルの可能性を持っていて、
性指向の柔軟さは女性の方が高いというのもバイセクシュアルの調査が進む中で分かってきたことの一つです。
また、バイセクシュアルは、「誰でも好きになる」という世間のイメージがありますが
もちろん、それは間違っています。
異性愛の方も異性であれば誰でも好きになるということはないように、バイセクシュアルであってもそこは何ら変わりありません。
同性愛・異性愛との違いは?
バイセクシュアルは、異性を好きになることもあるし、同性を好きになることもあるため
「ゲイ(同性愛)じゃないの?」「ストレート(異性愛)じゃないの?」なんて思われがちで、
ゲイやレズビアンからも敬遠されている場合もあります。
LGBT全体に言えることでもありますが、特にバイセクシュアルへの程度は正にグラデーションです。
一言にバイセクシュアルと言っても、
同性に性指向が向きやすい人から異性に性指向が向きやすい人まで幅広く存在しますし、様々な要因によって変わることもあります。
異性を好きになれば結婚して家庭を持つこともあるので、ストレートとして生きているだろうと思われがちですが、そうとも限りません。
たまたまパートナーとして生きていきたいと思った人が異性だったという感覚に近いのです。
バイセクシュアルのカミングアウト
「異性も好きになれるんだから特に問題ないでしょ?」や「カミングアウトとかも全然平気でしょ?」と思われがちですが、
バイセクシュアルへの偏見はけっこう多いのが現実です。
また、本人も上記で述べたように明確に同性に向きやすい性質を持つ時期が長くなると
自身のセクシュアリティが定まらずに悩んだりします。
そういった背景を理解できる人が少ないので、カミングアウトしにくい状況なのは他のセクシュアリティと同様です。
カミングアウトすると大概言われるのが、「どっちもいけていいね!」「お得だね!」という
「誰でも好きになる」の思い込みからくる言葉です。
最初にも書きましたが、これ大切なのでもう一回言っておきますw
ちなみに、好きになる対象に男性・女性という性別の概念がなく、世の中のあらゆる人が対象になる方は
「パンセクシュアル」といいます。
まとめ
今回はB:バイセクシュアル(両性愛)に関する基本をご紹介しました。
最終的にはカテゴリーなんてどうでもいいんですが、どうしてもどこかに当てはめてすっきり理解したいという
私たち人間の性からすると、バイセクシュアルは少し誤解を招きやすい部類なのかもしれません。
バイセクシュアルの方へのインタビューも何度かしていますので、
良かったらそちらも理解を深める上で参考にしていただければと思います。