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これから治療を考えているFTMの為に歩き方マップ〜カウンセリング編〜

 2019年3月25日

こんにちは、加藤です。

「これから治療を考えているFTMの為の歩き方マップ」をご紹介していきます。

僕が知っている知識や実際に経験してきて感じたことなど全てをここに書いていこうと思います。

少しでも参考になれば嬉しいです。

今回は、治療の1stステップである「カウンセリング」について詳しくご紹介します。

GID(GD)ガイドラインとは?

カウンセリングの前に、治療を進めていく上でめっちゃ大切な「GIDガイドライン」について少し触れておきます。

正式名称は「性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン」と言って、
治療を進める上での注意点や決まりごとが記載されている物です。

詳しく知りたい方は、日本精神神経学会のホームページをご覧ください。

簡単に言うと、これに従って治療を進めていきましょう!ってことですw

ガイドラインに沿って治療を進めていくと、次の順番が一般的です。


1. 精神科2名によるカウンセリング
2. 診断書取得
3. ホルモン療法 (二次性徴抑制療法/性ホルモン療法)
4. 外科的治療
5. 生殖腺切除

性ホルモン療法の開始が15歳から可能になりましたが、「専門医による2年以上のカウンセリングを経過していること」との条件があるので、

18歳以上の場合のようにすぐに打てる訳ではないので注意が必要です。

また、性別適合手術についても現在は生殖腺切除が戸籍変更の条件になっていますが、実は世界の国々から見たら、この条件は「異常」とみなされる傾向にあります。

理由は、身体への影響が大きすぎるからです。

他にも同じ条件がある国はありますが、どこの国も条件を緩くする方向に向かっています。日本もそうなるんじゃないかと個人的には思っています。

なので、「男として生きるなら戸籍まで変えないと!」のような考えを周りの影響で持っているなら、ちゃんと自分と向き合ってから決断してくださいね!

ぶっちゃけ、そこまでしなくても男として十分に生きていけますよ。そこら辺の話は以前書いているので、興味ある方はこちらを読んでみてください。

少し脱線しましたが、治療を進めていく上でガイドラインの理解はとっても大切なので、よくチェックしてみてください。

カウンセリングから診断書取得までの3ステップ

カウンセリングを受ける目的としては、自身が性同一性障害(性別違和)かどうかを確認することです。

そして、性同一性障害と判断されれば、治療のパスポートとも言える「診断書」が発行されます。

では、カウンセリングから診断書取得までの3ステップをご紹介します。

①GIDの診断を行っている病院を探す
②自分史の用意してカウンセリングを受ける
③数ヶ月〜1年の通院で診断書発行

以降、僕が実践した方法を記載していきますので、それに従ってやって頂ければ、病院が見つかると思います。

①GIDの診断を行っている病院を探す

Google先生とYahoo先生に「性同一性障害 カウンセリング 病院」と聞きます。

あとは、病院をまとめてくれているサイトが数ページあるので、

その中からお住いの地域のクリニックをピックアップします。

しかし、残念ながら全都道府県に病院はなく、全国で20数件しかありません。

特に地方の方は、一番近くのクリニックでも片道数時間というのも珍しくないと思います。

それでもカウンセリングを受けることは非常に大切なことですので、まずは電話で聞いてみましょう。

ただ、自分の中で100%性同一性障害だと確信があるのであれば、ワザワザ何回も通う必要もないので、

一回で診断書をもらえる可能性の高いことで有名な、「早稲田通り心のクリニック」などを視野に入れるのも一つの方法でしょう。

何れにしても専門医によるカウンセリングをしっかり受けましょう!

②自分史の用意してカウンセリングを受ける

カウンセリングでは何を聞かれるのか?と不安に思う人も少なくいと思いますが、全然構える必要はないので安心してください。

カウンセリングでやることは、ただただ自分史を語るです。

性別違和とは関係のないと思うことも色々聞かれるので、何のために聞いてるんだろう?と疑いたくなるんですがw

ジェンダーアイデンティティー(心の性)を明らかにするためには、色んな要素が関係しているので、どれも大切な情報になるので

正直に包み隠さずに答えることが、自分のソノサキを決めるのに大切になります。

以下のそれぞれの時期に、自分がどんなことに時間を費やしたとか、どんな服装が好きだったとか、好きな人はどんなひとだったとかetc

とにかく過去の振り返りと未来への考えをドクターに伝えます。

幼少期
小学校時代
中学校時代
高校時代
大学・専門学校
社会人
将来

例えば、こんな感じで答えます。

幼稚園の時から男の子の遊びや服装が好きだったけど、七五三に向けて髪を伸ばさせられて嫌だった。

小学校の入学式の時に母親に三つ編みをされそうになって猛烈に拒否ったら、母親が「女の子なんだから今日くらい可愛くさせてよ」と言って泣いてしまった。

それから、親の顔色を伺いながら、悲しませない範囲でボーイッシュな女子を演じるようになっていった。

こんな話の中から、育った環境・生活状況・性的な行動と心の性を明らかになるまでカウンセリングは繰り返されます

一つのクリニックで2名の精神科医のカウンセリングが受けられる場合と提携先のクリニックを紹介される場合があるので

それぞれのクリニックに確認してみてくださいね。

③数ヶ月〜1年の通院で診断書発行

1日で診断書を取得するケースもありますが、診断書取得までは平均すると半年以内長くて1年以内と言われています。

通院頻度やカウンセリング内容により個人差があるので、人と比べる必要はありません。大切なのは、正しい診断を得ることです。

また、気になる費用ですが、一回の診察が1000円程度でプラス交通費が回数分かかります。

診断書自体の値段は2000〜3000円のと頃が多いので高額ではないですが、学生にしたら地味に痛い金額です。

ですので、冒頭にも書いたように100%の確証があるなら、ショートカットコースを選択するのもありだと思います。

年齢的な制限や金銭的な制限など色々事情があり直ぐにはカウンセリングに行けないという場合も含めて

診断を得る前にやるべきこ保険の準備だったり、診断を得てからやるホル注やオペの費用を稼いだり、いくらでもやることはあります。

早くホル注したいんじゃ!早く胸を取りたいんじゃ!という気持ちは痛いほどわかりますが、今の状況でしかできないこともたくさんあるので焦らずに一歩ずつです!

まとめ

今回は「カウンセリング」についてご紹介しました。

最初は精神科に対する誤った偏見もあったりで、腰が重くなりがちなカウンセリングですが、

医学的な治療が伴うため一番最初にきちんと自分の性自認を確認することはすっごく大切です。

特に、最近は情報が増えたことによって、性別違和を自覚する年齢が若くなってきているので、カウンセリングの重要性は高まってきていると思います。

当事者はもちろんですが、周囲でサポートする大人も知っておくべき内容だと個人的には強く思います。

個別で相談いただければ、もっと詳細をお伝えできますので、お気軽にご連絡ください。

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